
Q. 佐賀を出る時、どんな「都会への憧れ」を持って佐賀を飛び出しましたか?
都会には「何でもある」から、きっと毎日刺激的で飽きが来ないんだろうな、というワクワク感でいっぱいでした。とにかく一度、東京という大きな場所で自分の力を試してみたかったんです。
Q. 実際に都会で過ごしてみて、手に入れた楽しさと、逆に「なんか違うぞ」とすり減っていったリアルを教えてください。
たしかに最初は「何でもある楽しさ」に興奮したんですが、次第に「特色のない、どこにでもあるものの寄せ集めだな」と思うようになりました。流行りのものもすぐに入れ替わるし、意外とすぐ飽きちゃうんですよね(笑)。それに、どこに行っても人が多くて、みんな常に急かされているような感覚があって。自分には少し息苦しく感じるようになっていきました。
Q. 「佐賀に帰ろうかな」と考え始めた時、ぶっちゃけ『同級生のSNS』とか見て焦りませんでしたか?
全然焦りませんでした!(笑)むしろ、東京で自分のやりたいことをしっかりやり切った感覚があったので、周りと比べることはなかったですね。

Q. 「地元に帰るなんて、諦めが早すぎる」という自分の中のプライドとどう戦いましたか?
もともといずれは佐賀に戻るつもりだったので、「都会でのレースから脱落した」とか「負け」といった感覚は全くなかったですね。「あ、今が地元に帰るベストなタイミングだな」と、ごく自然に決断できました。
Q. 親や友達に「佐賀に帰るわ」って言った時、第一声なんて言われましたか?
東京の元の職場の同僚からは、シンプルに「えっ、佐賀帰って何するん?」って驚かれましたね(笑)。でも自分の中では、佐賀でやりたいことのビジョンがしっかりありました。
Q. 地元に戻る時、なぜ「バッテン」を選んだんですか?
東京でも日本酒の居酒屋に勤めていたくらい日本酒が大好きで、佐賀に帰っても絶対にお酒に携われるお店がいいなと思っていました。そんな時に、バッテングループの「SAGABAR」へお客さんとして伺ったんです。日本酒にしっかりこだわっている環境だったのと、何よりスタッフの皆さんが楽しそうで、お店の雰囲気がすごく良かった。「ここで働きたい!」と決めました。
Q. 地方の企業=「年功序列で、若手は最初は雑用から」みたいな偏見はなかったですか?バッテンはどう裏切りましたか?
地方の飲食店って「まずは数年間、下積みや雑用から」みたいな年功序列のイメージがあるかもしれませんが、バッテンにはそんな古い考え方は全くなかったですね。やる気と実力さえあれば、若手にもどんどんチャンスをくれる会社でした。
Q. 今、バッテンであなたはどれくらいの『裁量(責任)』を任されていますか?
現在は「のんびり酒場さもん」の店長として、メニューの考案からスタッフの育成、売上管理まで、一つの店舗の運営をまるごと任せてもらっています。

Q. 「都会から帰ってきた若者のアイデア」に対して、バッテンの上の世代(社長やベテラン勢)はどんな反応をしてくれますか?
すごく積極的に取り入れてくれます!頭ごなしに否定されることは一度もなくて、むしろ上の世代から「もっと若手のアイデアや新しい意見がほしい!」と背中を押されるくらい、ウェルカムで風通しの良い環境ですね。
Q. 「若いうちに佐賀に帰ってきたからこそ、キャリアが停滞するどころか『むしろ加速した』」と感じる瞬間はありますか?
まさに、20代という若い年齢で店長を任せていただいたり、店舗運営の色々な挑戦をさせてもらえていることです。都会の大きな組織にいた頃よりも、裁量権が大きくて「人と人との濃いつながり」が圧倒的に増えました。Uターンしたことで、キャリアが停滞するどころか確実に幅が広がったと感じています。

Q. ぶっちゃけ、都会にいた頃と比べて「毎月自由に使えるお金」と「時間の余裕」はどう変わりましたか?
もう「昔(都会の生活)には戻れないな」って思うくらい、お金にも時間にも余裕ができました!家賃や生活費のコストが下がった分、自分の好きなことにお金を使えるようになりましたね。
Q. よく「佐賀は遊ぶところがない」と言われますが(笑)、今のあなたの『最高に贅沢な週末のルーティン』を教えてください。
週末は、佐賀のいい温泉にゆっくり浸かって日々の疲れを癒したあとに、美味いご飯と大好きな日本酒を心ゆくまで楽しむこと。これがもう最高の贅沢ですね。都会の喧騒から離れた、至福の時間です。
Q. 佐賀に帰ってきてからの「横のコミュニティ(人間関係)」ってすぐ作れましたか?
すぐ作れますよ!佐賀は人が温かいので、「知り合いの知り合い」みたいな方とよく会います。(笑)という感じでコミュニティがどんどん広がっていくんです。
Q. 地元の同級生たちがお店に食べに来てくれた時、「お前、なんか佐賀でめっちゃおもろいことやってんな!」って言われる瞬間ってどんな気持ちですか?
素直にめっちゃ嬉しいですね。地元で自分が胸を張ってお店をやっている姿を見てもらえるのは最高です。そのまま軽いノリで「じゃあ、お前も一緒にバッテンで働く?(笑)」って誘っちゃうと思います。
Q. 外の世界を知って戻ってきた「若い世代の視点」だからこそ感じる、佐賀という街の『めちゃくちゃモッタイナイ部分(伸びしろ)』は?
「県外へのアピールが苦手な部分」ですね。美味しい食材や、めちゃくちゃ良い場所がいっぱいあるのに、知られていないところが多い。逆に言えば、そこが佐賀の最大の伸びしろだと思っています。自分たちの手でもっと発信していきたいです。
Q. もし今、都会の満員電車の中で「いつか佐賀に帰りたいけど、今帰ったら負けな気がする」とスマホを眺めている別の自分がいたら、なんて声をかけますか?
「いつでも帰ってきていいからね」って声をかけたいです。
Q. 「Uターン転職」って、ぶっちゃけ何歳くらいで決断するのがベストだと思いますか?
「早すぎる」なんてことは絶対にないと思います。周りの目を気にするよりも、「自分が今だ!」と思った直感とタイミングに従ったほうが絶対いいですよ!迷っている時間がもったいないです。
Q. バッテンというチームで、これから若い世代であるあなたが「佐賀に仕掛けたい密かな企み」を教えてください!
周りのいろんな方や企業をどんどん巻き込んで、佐賀の街全体を盛り上げるような「大きなイベント」を仕掛けたいです!若い世代のパワーを見せつけたいですね。
